NMNのことがとても気になったので調べてまとめました。最初はホリエモンさんの動画を見てNMNのことが気になり、調べを進めていくうちに、NMNが世界的に注目を集めるきっかけとなった今井眞一郎(いまいしんいちろう)教授の研究成果や、抗老化研究の現況、最先端の研究成果を社会実装する視点など、奥深い内容を知ることになりました。大変興味深いまとめになったと思いますので、ぜひ読んでほしいです。
NMNはビタミンB3から作られ、あらゆる生物の細胞に存在している「ニコチンアミドモノヌクレオチド」という物質です
NMNが体の中でNADという物質に変換されて、「長寿遺伝子」「抗老化遺伝子」などと呼ばれるサーチュイン遺伝子を活性化させることが知られています。しかしNADは加齢に伴い減少します
NADは口から摂取しても体内で吸収されにくいので、体内でNADに変換されるNMNを摂取することが有効と考えられています
この記事のまとめ
NMNについて調べたことをまとめるとこのようになります👇
この記事のまとめ
NMNは2016年にワシントン大学の今井眞一郎教授らが発表した論文がきっかけで世界的に注目を集めるようになった。
最先端の抗老化研究の成果で健康寿命を延ばすことを実現するために、現時点で最も先行しているのがNMN(サプリメント摂取)。ホリエモンさんはNMNを月100万円分も飲んでいるという。
現時点ではNMNがヒトに対して抗老化作用があると言い切ることができるまで研究は進んでいないが、すでに行われた複数の臨床試験は示唆しているものがある。今後、こういった結果を積み重ねることで、NMNがヒトに対して抗老化作用を発揮すると言える時が来ると期待される。
ヒトでは臨床試験の積み重ねが必要ということ。マウスでは実証されています。
そのほか、
- NMNは飲むことでヒトの体内に吸収される
- NMNは50代くらいから使うとよいのではないか
- NMNを飲むのは1日100~300㎎程度が妥当ではないか
- NMNを飲むのは朝か午前中に飲むのがポイント
- NMNの点滴療法を実施しているクリニックもあるが、経口投与以外の安全性は確認されていない
この記事のまとめはこれですべてです👆
ここからは、個々の調べた内容の詳細です👇
調べた内容の詳細
ホリエモンさんの動画
言わずと知れた堀江貴文さんの、登録者数146万人を誇るYouTubeチャンネルです。ホリエモンさんがNMNの効果などを解説しています👇
ホリエモンさんの動画から
- ホリエモンさんはNMNを月100万円分も飲んでいる
- マウスではNMNの若返り効果が実証されている(この件の第一人者が今井眞一郎教授)
- ヒトではNMNの若返り効果が実証されているわけではない現状だが、ホリエモンさんはとりあえず飲んでいる
NMN関連のホリエモンさんの動画がもう一つあります👇
慶應義塾大学医学部の伊藤裕教授との対談形式です。
もう一つのホリエモンさんの動画から
- NMNをヒトが飲んで体内に吸収されることが分かった。250mgのNMNのカプセルを飲んでもらったところ、血液中のNMNの濃度が上がった(伊藤裕教授)
- NMNをヒトが飲んで一定の効果があったということがワシントン大学の今井眞一郎教授によりアメリカの学術雑誌「サイエンス」に発表されたところ
- ホリエモンさんは、「NMNに効果あるかどうかわからないけど、10年後とかになって『飲んでよかった』と言えるかもというチャンスにかけて飲んでいる」
- NMNは以前に比べて製造コストが安くなってきている
- NMNを飲み始めるのは、年を取ってしまってから飲もうというのではなく、早く飲んだ方がいい(伊藤裕教授)
「Nature ダイジェスト」の記事
「老化を制御し、予防する」という記事。NMNについて記者が質問してワシントン大学の今井眞一郎教授(ホリエモンさんが「第一人者」と動画で言っていた教授)が答えていく形式です👇
「Nature ダイジェスト」の記事から
- NMNは脳の視床下部でのNAD合成を活性化させ、それがサーチュインを活性化すると考えられる。その先は現在解明中
- サーチュインはNADを使って遺伝子のオン・オフ、さまざまなたんぱく質を活性化させる機能を持つ
- 老化制御においてサーチュインとNADが脳の視床下部で活性化されることが最も重要であることを突き止めた
- 詳しいことは現在解明中だが、NMNをマウスに投与すると、老化によって現れるいろいろな生理機能の低下が改善されることが分かっている
- NADはヒトでは一日のうち午前に上昇する
このほか、今井眞一郎教授らの研究をNHKが取り上げたときのことをふれて、反響がすごいものであったことも述べています。
NHKの番組が私たちの研究を取り上げたときに、NMN(ニコチナミド・モノヌクレオチド)について触れたら、すごい反響だったようです。
「老化を制御し、予防する」
「日経BP 総合研究所」の記事
「今井眞一郎ワシントン大教授が語る『NMN、抗老化効果の真実』」という記事で、同じくワシントン大学の今井眞一郎教授が登場しています👇
「日経BP 総合研究所」の記事から
- NMNは2016年に今井眞一郎教授らが発表した論文がきっかけで世界的に注目を集めるようになった
- いわゆる〝ピンピンコロリ″を実現するのが抗老化研究の目的。不老不死を目指しているわけではない(今井眞一郎教授 以下同じ)
- 最先端の抗老化研究の成果を社会実装することで、(中略)多くの人がピンピンコロリを実現できる時代がすぐそこまで来ている。(中略)現時点で最も先行しているのはNMN
- NMNの点滴療法を実施しているクリニックもあるが、経口投与以外の安全性は確認されていない
- NMNに関しては、ヒトへの抗老化効果はまだ証明されていない
- NMNは50代くらいから使うとよいのではないか
- NMNを飲むのは1日100~300㎎程度が妥当ではないか
- NMNを飲むのは朝か午前中に飲むのがポイント
- NMNのヒトへの抗老化効果はまだ証明されたわけではない
このほか、若い20~30代で健康な人がNMNを飲んでも効果が薄いということも述べています。
「マウスの研究で分かっている知見から考えると、20代~30代で健康な人が使ってもほとんど何も起こらない。(後略)」と今井教授はアドバイスする。
「今井眞一郎ワシントン大教授が語る『NMN、抗老化効果の真実』」
同じサイトの「見えてきた、NMNのヒトへの抗老化効果」という記事もあります👇
「日経BP 総合研究所」の記事から
- 米ワシントン大学医学部の研究チームによる「世界初のNMN臨床試験に関する成果論文」が米科学誌「Science」のオンライン版に掲載され、話題となった。
- 今回の臨床試験の結果だけでは、NMNに抗老化作用があるとは言い切れないが、NMNの臨床試験がいろいろなところで行われ始めており、そういうものが積み重なって行けば、NMNがヒトに対しても抗老化作用を発揮すると言えるときが来るのではないかと期待している。(今井眞一郎教授)
米科学誌「Science」のオンライン版に掲載された臨床試験では、NMNを摂取したヒトの筋肉で、インスリンの感受性が25%上がったということです。
この臨床試験を行ったのは、同大医学部部門・人間栄養センター長のサミュエル・クライン教授と同大医学部発生生物学部門・医学部門の今井眞一郎教授の研究チーム。前糖尿病(糖尿病予備軍)で肥満、閉経後の女性25人(55~75歳)を無作為に2群に分け、13人は1日250㎎のNMN、12人はプラセボ(偽薬)を10週間経口摂取した。その結果、NMN摂取群の骨格筋(筋肉)で、血糖値を下げるホルモンのインスリン感受性が平均25%上がり、2型糖尿病やその予備軍で低下する糖の取り込み機能が改善した。
「見えてきた、NMNのヒトへの抗老化効果」
東京大学医学部付属病院の研究発表
東京大学医学部付属病院の「ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)で高齢男性の運動機能が改善~超高齢化社会の課題“サルコペニア”の予防効果に期待~」という研究発表(PDF)があります👇
東京大学医学部付属病院の研究発表から
- NMNを1日あたり250mg飲むことで、健康な高齢男性の筋力とパフォーマンスを改善する可能性が示唆された(この研究では被験者は65歳以上)
- 高齢男性を対象として発表された初めてのNMN臨床試験
「サルコペニア」というのは、加齢により全身の筋肉量と筋力が自然低下し、身体能力が低下した状態。NMNを飲むことで、加齢による筋力低下の予防に有効である可能性が示唆される結果になったわけですね。
僕もNMNサプリ飲み始めました
僕もNMNサプリを飲み始めました(笑)
サプリメントは医薬品ではなく食品です。ですので当然、医師の処方せんなども不要で手軽に買って使えるところがいいですね。
多くの種類がすでに販売されています。
長く効果的に使えるNMNサプリを見つけるために、現在、各社のサプリを試したり比較したりしています。比較した結果を近々公開しますのでどうぞご期待ください!
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